八ヶ岳の地で木の香り漂う木組みの家を

2010年11月18日

農業・・

このところかなりの寒さです。特に朝の寒さは結構なものです。昨日の朝は現場でマイナス4度・・氷と霜が降り、冬の到来と感じました。

写真は現在進行中の住宅です。(前回のブログでご紹介した丸太梁のお宅です。)地元の赤松の梁、ヒノキの柱、すべて地元材を使っております。簡単にいえば地産地消です。そこで思い起こしたのが最近話題のTPP、自由貿易に関するあれやこれやです。私の住む山梨県や近隣の長野は多くの農地があり、この問題にも無関係ではありません。TPPに参加の是非はさておき、一番気になっていることがあります。

それは、仮にTpp参加はいたしかたないとして、今後農業がどうなるかです。単純に経済競争に巻き込まれ日本の農業が立ち行かなくなる、という意見が多く聞かれます。そこで政府は「国際競争力を高める政策をとる!」と鼻息荒く申します。まあ、これで何とか日本の農業が残っていける、もしくは世界にも農産物を売れる、となったとします。

でも、1円でもコストを抑え、均一な商品を揃え、さらに大量に、を唯一の競争力としてこのような農業だけを補助していくことになりませんか?工場で野菜ができる時代です。大量販売を念頭に電化製品を売る考えと同じ発想で大規模企業がつくる野菜だけが残ることになりませんか??

私は少なくとも土に育たない野菜や太陽の光を浴びずに育つ野菜など食べたくありません。できれば化学肥料も農薬も使わない、有機野菜でも過剰な堆肥を与えない、そんな野菜が食べたい。

現在の日本の林業や山の燦々たる状況を作り出した、車や電化製品を海外に輸出するために日本の山を犠牲にしてきた政策の二の舞になりませんか???

日本の農業を守る、は大切なことです。でもどのように守り、何を守るのか、小さくても地域に根差し安全でおいしい野菜作りを地道に行っている農家の方々への配慮はあるのでしょうか?

もう肥大しすぎた世界経済・産業頼みの経済は立ち行かなくなってきていることは、多くの方々が感じていることでしょう。
どうかTPP・FTAはじめ日本の生きる道を決める選択には、慎重かつあらゆるケースを想定し進めていいただきたいです。

大企業の社長さん有名企業の皆さまだって政治家の皆さんも、おいしい安全んな食品を食べたいでしょ!?孫や子供たちに薬ずけの野菜を食べさせたいですか??

ああ、今日も頂いた2010.11.15 寒い! 042s.jpg2010.11.15 寒い! 030s.jpg2010.11.15 寒い! 009s.jpg2010.11.15 寒い! 008s.jpg2010.11.15 寒い! 006s.jpg白菜と大根がうまい!!などなど考えていた昨日です・・・
posted by matsuda at 13:58| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月02日

近々ですが・・竹の講座です!

2010.8.22 179s.jpg11月7日の午後1:30分より、「木の香」モデルハウスにて以下のイベントを行います。モデルハウスの見学会ではなく、実は真面目な勉強講座です!!写真は会場の建前風景です。

<構造セミナー 横浜開港150周年記念イベントに建設された竹構造物>

・竹を利用した構造物の可能性に興味をお持ちの方

・2009年に横浜市開港150周年記念イベントが開催されました。そのテーマの一 つは環境へ配慮する会場作りを目指すと共に、現在使用用途が少なくなっている孟 宗竹を建築材として利用することにより環境に貢献するほかに、地域での地産地消 を目的としてものでした。このセミナーは、このイベントを行うまでの計画から施 工までの経過をお知らせすることを目的としたものです。

・集合場所、http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=%E5%B1%B1%E6%A2%A8%E7%9C%8C%E5%8C%97%E6%9D%9C%E5%B8%82%E6%AD%A6%E5%B7%9D%E7%94%BA%E4%B8%89%E5%90%B9%E3%80%80305&sll=36.527295,119.619141&sspn=45.584224,112.148438&brcurrent=3,0x601c6d07b8c9e797:0x4d37cadc090b54a9,0&ie=UTF8&hq=&hnear=%E5%B1%B1%E6%A2%A8%E7%9C%8C%E5%8C%97%E6%9D%9C%E5%B8%82%E6%AD%A6%E5%B7%9D%E7%94%BA%E4%B8%89%E5%90%B9%EF%BC%93%EF%BC%90%EF%BC%95&ll=35.797531,138.363737&spn=0.005691,0.01369&z=17

前になります。

・I 竹の利用法
1 横浜に自生する孟宗竹の材料特性
1.1 孟宗竹の形状特性
1.2 孟宗竹の材料特性
1.3 横浜に自生する孟宗竹の材料特性一覧
1.4 他材料との比較
2 孟宗竹を利用した建築工法
2.1 竹トラス
2.2 竹トラス試作建築物
2.3 竹トラス図面
3 孟宗竹トラス仕口強度
3.1 直交接合実験(竹集成材込栓)
3.2 平行接合実験(竹集成材込栓) 3.3 竹集成材による込栓接合
3.4 エポキシ込栓接合
3.5 座屈と復元力特性
3.6 慣用ブレースとBRBの相違
4 孟宗竹の実施例
4.1 BRB補剛材の必要性能
4.2 座屈拘束ブレースの実験概要
4.3 実験結果
4.4 FRPを使用したBRBの繰り返し実験
4.5 実験による必要剛性
4.6 実験のまとめ
5 加力試験
6 まとめ

・主催、NPO建築セカンドオピニオン

・講師、職業能力開発総合大学校東京校 講師博士(工学) 吉田競人

・無料の講座です。

循環素材として大変有用な竹を題材にした講座です。環境やこれからの建築技術としてもますます注目されることと思います。皆様のお越しをお待ちしております。
posted by matsuda at 08:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月14日

先輩から後輩へ

 「木の香」の下小屋では現在、22日に建前(予定)を行う長野県のお宅の刻みが佳境にはいいています。

そんな中、今年から大工一年目をスタートした若手と大工5年目の先輩大工との技術の伝承がありました・・と言いましても、電動の丸のこの使い方なのですが、なにやら丸のこの音と共にすごい煙が・・・まあ火の木を語源に持つヒノキを刻んでいるから・・いやでもすごい!こりゃ火事になりそう!は大げさですが、ちょっとここで先輩から使い方のアドバイス、ヒノキも節に当たるととても固く、節の周りではノコが噛んでしまい動かなくなることも、ちょっとした工夫で煙モクモクにならないことを伝えつつ作業は粛々と澄んでおります。

 そのうち、大きな赤松の曲がり梁やヒノキの大黒柱など手掛けることが出ると思います。そして自分の下に若手が入ったとき、今日の日を思い出すのでしょう。最初は失敗と???の連続、でも親方の一言「俺でもできるんだから、続ければ出来る!」、どう感じたのか、今後が楽しみです!!2010.10.14 026s.jpg2010.10.14 027s.jpg2010.10.14 039s.jpg2010.10.14 028s.jpg2010.10.14 029s.jpg
posted by matsuda at 11:38| Comment(10) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月09日

これから社会人。

 先月の中旬から月末まで、職能大を来年卒業し社会人になる学生たちを10日間ほど預かり「職業体験」として現場を体験してもらいました。この就職難の時代において3名全員が内定をもらっていてとりあえず働く先は確保、おめでとう!

 自分も三十代半ばでまだまだ若輩者ですが、一回り以上違う彼らにはどう感じたかわかりませんが、仕事のことよりも今の日本の抱える問題や行き過ぎた経済主義・・そんな中で人の命を預かる建築の仕事のつく彼らに、簡単にいえば語弊はありますが「無知で無関心」でいすぎると、後悔と知らずにして悪になっていることもある。せっかく田舎での就職活動、ちょっとでも都市部とは違った生きる価値や生活感を感じてほしいと伝えました。

 大工の仕事を10日間の体験では・・とても体験にもなりません。なのでちょっとおせっかいですが、仕事より大切な何かのにおいを感じてくれればな〜と思っています。

 もちろん日々の体験は現場の仕事、恐る恐るの作業に久々に、親方の所に入った当時を思い出しました。インターンシップ 017s.jpgs.jpgインターンシップ 004s.jpg
posted by matsuda at 08:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月16日

暑い・・金沢へ!

011s.jpg2010-09-13 10.44.34.jpg2010-09-13 09.35.24.jpg2010-09-13 10.28.15.jpg2010-09-13 10.17.36.jpg 先日12日、伝統木造建築のこれからを担う委員会のフォーラム参加のため金沢に行ってまいりました。フォーラムの内容は木の家ネットのホームページにお任せして、初金沢を見てきましたのでその紹介です。2010-09-12 13.28.38.jpg

 当日は住まいの小淵沢は涼しく朝の気温は19度前後でした。ところが高速で金沢に向かう途中、車中の気温計28度?金沢ではなんと30度以上・・・せっかく猛暑から脱したと思ったのに、しかも湿度が高く結構厳しい暑さでした。が、フォーラム前のひと時海に行ってみました。海風は強く波も相当でしたが、やっぱり気持ち良い!サーファーたちが波に乗るのを眺めつつ会場に向かいました。

 後日、仕事をさぼり?金沢市内めぐりを・・金沢城では50間長屋、菱櫓(◆櫓)を見てきました。いやいやなかなかすごい!何がすごいって、あれだけ同じ曲がりの松材を揃えたこと、能登ヒバの香りの良いこと、菱櫓は名前の通り、建物が直角ではなく見張りの視野を広げるため菱型になっていて、そのため柱や梁、差鴨居など構造材がすべて菱型になっています。墨付けはまだしも、大きな菱型の材料にまっすぐ穴をあけるのは、なかなか単純そうで難しいです。(ヒノキ材は素晴らしい材でした!!)

 もちろん、近江市場にて新鮮な魚介類を食べてきたのは言うまでもなく・・山梨ではまずないほどうまかったです。
posted by matsuda at 12:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする